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あなたはいくつ正解できる?の助

意外と知らない!「身体と健康の常識」○×クイズ20問

「酢を飲むと身体が柔らかくなる」

「白髪を抜くと白髪が増える」

「骨にヒビが入ると、普通の骨折より治りにくい」

こんな話、一度くらい聞いたことありませんか?

健康や身体については、昔から当たり前のように言われていることがたくさんあります。

でも、その中には医学的に考えてみると「実はちょっと違う」というものもあります。

そこで今回は、身近な身体や健康にまつわる疑問を「○×クイズ20問」にしてみました!

専門的な知識は必要ありません。

まずは答えを見ずに、

「○かな?×かな?」

と考えてみてください。

それではスタート!

さて、何問正解できたでしょうか?

ここからは答え合わせです!

問題1 「ヒビのほうが普通の骨折より治りにくい?」

答え:×

まず知っておきたいのが、

「ヒビも骨折です」

ということ。

日常会話では「骨折はしていないけどヒビが入った」と表現することがありますが、骨に亀裂が生じている状態も骨折に含まれます。

そして治るまでの期間は、「ヒビか完全に折れたか」という呼び方だけでは決まりません。

骨折した場所や骨折の形、骨のズレ、血流、年齢、全身状態など、さまざまな条件によって変わります。

つまり、

「ヒビだから普通の骨折より治りが遅い」

とは一概には言えません。

問題2 「酢を飲むと身体が柔らかくなる?」

答え:×

昔からよく聞く話ですが、酢を飲むことで筋肉や腱が直接柔らかくなり、身体の柔軟性が高くなるという根拠はありません。

料理では肉を酢などに漬けることで性質が変化することがあります。

しかし、人間が酢を飲んだからといって筋肉が酢漬けになるわけではありません。

身体の柔軟性を高めたいのであれば、継続的な運動やストレッチなどのほうが現実的です。

問題3 「鼻血が出たら上を向く?」

答え:×

鼻血が出たときは、座って少し前かがみになり、小鼻の柔らかい部分を10~15分程度しっかり圧迫するのが基本です。

上を向くと、血液が喉へ流れ込んで飲み込んでしまうことがあります。

「鼻血が出たら上を向く」

と覚えている人は、ここで知識をアップデートしておきましょう。

問題4 「突き指をしたら指を引っ張る?」

答え:×

「突き指したら、とりあえず引っ張れ!」

これも昔からよく聞く対処法ですが、むやみに引っ張るのはおすすめできません。

そもそも「突き指」は一つの病名ではありません。

指に強い力が加わった結果、軽い捻挫だけでなく、骨折・脱臼・靱帯損傷・腱損傷などが起きている場合もあります。

強く腫れている、変形している、動かせない、痛みが強いなどの場合は、自己判断で引っ張らず医療機関を受診しましょう。

問題5 「白髪を抜くと周りの白髪も増える?」

答え:×

白髪を1本抜いたことが原因で、その周囲の毛まで白髪になるわけではありません。

白髪は、毛に色を与えるメラニン色素が十分につくられなくなることなどによって生じます。

ただし、

「増えないなら白髪を全部抜いてしまおう!」

というのもおすすめできません。

繰り返し毛を抜くことは毛包や周囲の皮膚への負担になるため、気になる場合は抜くより短く切るなどの方法が無難です。

問題6 「毛を剃ると太く濃くなる?」

答え:×

毛を剃っても、毛の太さ・色・成長速度そのものが変わるわけではありません。

毛を剃ると途中で切断された毛の断面が表面に出てきます。

そのため、生えてきた毛が以前より太く、濃く、硬くなったように見えたり感じたりすることがあります。

つまり、

「濃くなった」のではなく「濃く見えやすくなった」

ということです。

問題7 「チョコレートを食べすぎると鼻血が出る?」

答え:×

「チョコを食べすぎると鼻血が出るよ!」

子どもの頃に言われた人もいるのではないでしょうか?

しかし、チョコレートを食べること自体が一般的な鼻血の直接的な原因になるという確かな根拠はありません。

鼻血は鼻の粘膜が傷つくことで起こることが多く、鼻をいじる、強く鼻をかむ、乾燥なども原因になります。

もちろん、

「じゃあチョコレートは好きなだけ食べていい!」

という意味ではありません。

問題8 「炭酸飲料を飲むと骨が溶ける?」

答え:×

炭酸飲料を飲んだからといって、炭酸が身体の中で骨に直接触れて骨を溶かしてしまうわけではありません。

食べ物や飲み物は消化管を通ります。

骨が炭酸飲料に浸されているわけではないんですね。

ただし、

「骨が溶けない=どんな炭酸飲料でも好きなだけ飲んでいい」

という意味でもありません。

糖分を多く含む飲料の摂りすぎなどは、別の健康問題として考える必要があります。

問題9 「暗いところで本を読むと視力が悪くなる?」

答え:×

正確には、

「暗いところで本を読んだことだけが原因で、永久的に視力が低下する」

とは言えません。

暗い場所では文字が見づらくなるため、目が疲れたり、一時的に見えづらく感じたりすることはあります。

近視には遺伝だけでなく、生活環境など複数の要因が関係します。

「昨日、暗い部屋で本を読んだから目が悪くなった!」

というほど単純なものではありません。

問題10 「ブルーベリーを食べると視力が回復する?」

答え:×

ブルーベリーにはアントシアニンなどの成分が含まれています。

だからといって、

「ブルーベリーを食べれば近視などが治って視力が回復する」

というものではありません。

「目に関連して研究されている成分が含まれている」ということと、「視力を治療できる」ということは別の話です。

問題11 「耳掃除は頻繁にしたほうがいい?」

答え:×

耳垢を見ると、

「汚いから全部取らなきゃ!」

と思ってしまいますよね。

しかし、耳垢は単なる「耳のゴミ」ではありません。

外耳道には耳垢などを少しずつ外側へ運び出す仕組みがあります。

逆に綿棒などを耳の奥まで入れることで、耳垢をさらに奥へ押し込んだり、外耳道を傷つけたりする場合があります。

耳の奥まで頻繁にゴシゴシ掃除する必要はありません。

問題12 「魚の骨が刺さったら、ご飯を丸飲みする?」

答え:×

これも昔から聞く方法ですが、おすすめできません。

大きなご飯の塊を飲み込んでも骨が取れる保証はなく、かえって骨を深く押し込んだり、喉の粘膜を傷つけたりする可能性があります。

魚の骨が刺さった感じが続く場合は、無理に食べ物で押し流そうとせず、耳鼻咽喉科などの医療機関へ相談しましょう。

問題13 「風邪は汗をたくさんかけば早く治る?」

答え:×

「布団を何枚もかぶって汗を出せ!」

これも昔はよく言われました。

しかし、汗をたくさん出すこと自体が、風邪の原因となるウイルスを身体から追い出して治療するわけではありません。

無理に厚着をして大量に汗をかけば、水分を失って脱水につながることもあります。

体調が悪いときは無理に発汗させるのではなく、休養や適切な水分補給を心がけましょう。

問題14 「焦げたものを食べると、がんになる?」

答え:×

ただし、この問題は少し注意が必要です。

「焦げを一口食べたら、がんになる」

というほど単純な話ではありません。

一方で、肉や魚などを高温で調理すると、HCA(ヘテロサイクリックアミン)やPAH(多環芳香族炭化水素)と呼ばれる物質が生成されることがあり、発がんとの関係が研究されています。

つまり、

「焦げを食べた!がんになる!」

と過度に怖がる必要はありませんが、

「焦げなんて健康上まったく関係ない」

と言い切るのも違います。

大切なのは、量や頻度も含めて考えることです。

問題15 「辛いものを食べすぎると胃に穴が開く?」

答え:×

辛いものを食べただけで、胃に穴が開くわけではありません。

胃や十二指腸にできる消化性潰瘍では、ピロリ菌(H. pylori)の感染やNSAIDsと呼ばれる鎮痛薬などが代表的な原因として知られています。

もちろん、辛い食べ物によって胸やけ、胃痛、腹痛などの症状が出る人はいます。

「辛いものを食べて胃が痛くなった」

ことと、

「辛いものが胃に穴を開けた」

ことは別の話です。

問題16 「水は飲めば飲むほど健康にいい?」

答え:×

水分は生命維持に欠かせません。

だからといって、

「身体にいいものなら、多ければ多いほどいい」

とは限りません。

必要な水分量は、体格、食事、気温、運動量、発汗量などによって変わります。

特に短時間に極端な量の水を飲むと、血液中のナトリウム濃度が低下する「低ナトリウム血症」を起こすことがあります。

水分補給で大切なのは、

「不足させないこと」と「極端に摂りすぎないこと」

です。

問題17 「お酒を飲むと身体が温まる?」

答え:×

これは少し引っかけ問題です。

お酒を飲むと顔が赤くなったり、身体がポカポカしたりします。

そのため、

「やっぱり身体が温まってるじゃん!」

と思いますよね。

しかし、アルコールによって皮膚の血管が広がると、皮膚が暖かく感じる一方で、身体の中心部から外へ熱を逃がしやすくなります。

つまり、

「暖かく感じる」=「身体を保温できている」

ではありません。

寒い場所で「お酒を飲んで身体を温めよう」と考えるのは注意が必要です。

問題18 「歳をとるほど筋肉痛が遅れてやってくる?」

答え:×

「若い頃は翌日だったのに、最近は2日後に来る。歳をとったなぁ……」

よく聞く話ですよね。

しかし、筋肉痛がいつ現れるかを年齢だけで説明することはできません。

遅発性筋肉痛(DOMS)は、普段慣れていない運動や強い負荷などの後に起こりやすく、運動の内容・強度・その運動への慣れなど、さまざまな要因によって現れ方が変わります。

なので、

「2日後に筋肉痛が来た=老化した証拠」

と落ち込む必要はありません。

問題19 「運動をやめると筋肉が脂肪に変わる?」

答え:×

筋肉と脂肪は別の組織です。

そのため、

「筋肉 → 脂肪」

と、そのまま別の組織へ変身するわけではありません。

ただし、運動をやめることで筋肉量が減ることはあります。

同時に活動量が減って消費エネルギーが少なくなり、摂取エネルギーがそれを上回れば体脂肪が増えることもあります。

つまり、

「筋肉が減った」+「脂肪が増えた」

という2つの変化が同時に起こることで、

「筋肉が脂肪に変わった!」

ように見えることがあるわけです。

問題20 「人間の身体で一番硬い部分は骨?」

答え:×

最後は身体の雑学問題!

人間の身体で最も硬い組織は、

「歯のエナメル質」

です。

エナメル質は歯の表面を覆っている組織で、大部分が無機質で構成されています。

毎日食べ物を噛むために使っている「歯」に、骨よりも硬い組織があるんですね。

【何問正解できましたか?】

今回紹介したものには、

「子どもの頃からそう聞いていた」

「親から教えてもらった」

「テレビやSNSで見たことがある」

というものも多かったのではないでしょうか?

健康に関する情報は、昔の常識が新しい研究によって変わることもあれば、途中の説明だけが広まって、本来とは違った意味で定着してしまうこともあります。

そして今回のクイズで一番伝えたいのは、

「○か×か」以上に、「なぜ?」を知ること。

「みんなが言っているから」

「昔からそう言われているから」

という理由だけで健康情報を鵜呑みにせず、

「それって本当?」

「どういう仕組みなの?」

と一度考えてみる。

身体について正しく知ることは、間違った健康情報や怪しい健康法に振り回されないための第一歩にもなります。

さて、あなたは20問中何問正解できましたか?

ぜひ家族や友人にも、

「これ、○だと思う?×だと思う?」

と出題してみてください!

※この記事は一般的な健康情報を紹介するものであり、個々の症状の診断や治療を目的としたものではありません。ケガや症状が強い場合、長引く場合、その他気になる症状がある場合は、医療機関へご相談ください。