こんにちは!!
最近一日の寒暖差についていけない足の助 寺岡です(/ω\)
さぁ!今回のテーマは前回の続きで、足の助に『骨盤矯正』がメニューにない理由をお話するの助 後編です!
正直に誠実にをモットーにしている足の助
前回に引き続き真実をお話していきます(‘◇’)ゞ
前回を簡潔に振り返ると『骨盤は歪まない』というお話をしました!
まだ前回のブログを読まれていない方はこちら⇒https://ashinosuke.com/news/post-22478
今回は
◎産前・産後の姿勢や骨盤の変化
◎本当の意味での骨盤矯正
上記2点についてお話していきます!
初めにお話ししておくと、巷で言われている『骨盤矯正』に関してははっきり言ってしまうと、ほとんどが『ビジネス』だと私は考えています。
主に産後のママさんをメインターゲットにしていて、何かにつけて「産後は骨盤矯正しないと骨盤が歪んであとあと困りますよ」と不安を煽ります・・・
接骨院や整体院だけではありません。最近ではトレーニングや〇〇エクササイズなどでも同様のビジネス文句を使用しています。
決して産後の運動を否定しているわけではありません!むしろ大賛成です!
運動をする動機が、『骨盤が歪むと困るから』だったら、安心してください、それは起きませんよとお伝えしたいだけです。
また、「今特に困っていないけど、やったほうがいいと言われて全8回コース4万円のコースに行こうか迷ってる」という人がいたら、お金使わなくてもどうにでもなりますよとお伝えします。
正しい知識を身に着けて、無駄な時間・無駄なお金を使う事が無いように気を付けましょう!
ではさっそく・・・
産前・産後の姿勢や骨盤の変化
妊娠する事で姿勢や骨格は変化をしていきます
まずは下記の画像を見てみましょう
これは理想的な姿勢の骨格ですね☆
背骨は頸椎~胸椎~腰椎で構成されていて、ゆるやかなS字を描いています!
頸椎は前弯といって前方に湾曲
胸椎は後弯といって後ろに弯曲
そして腰椎は前弯しているのが普通です!
これらの弯曲が崩れると肩こりや腰痛など様々なトラブルを招くわけですが・・・
妊娠するともちろんこの弯曲が変化します(/ω\)
お腹の中で子供が大きくなるに伴い、腰椎の弯曲は強くなっていきます。いわゆる『反り腰』の状態になっていきます
腰椎の前弯が強くなると、その上にある胸椎もバランスをとる為に弯曲が強くなっていきます。
S字が強くなっていくわけです(/ω\)
もちろん変化するのは背骨だけではありません💦
お腹が大きくなるにつれ骨盤内のスペースを作るために、腹筋や骨盤底筋群が緩んでいきます。
→骨盤底筋群って?
骨盤底筋群とは字の通り、骨盤の底をハンモックのように支えている筋肉の総称です。骨盤底筋群は子宮・膀胱・直腸を正しい位置に支え、尿道や肛門を締め排泄のコントロールするといった重要な役割をもっています。
さらに、子供が大きくなると横隔膜を押し上げ肋骨が広がった状態になります。
そして、そしてここで大切になってくるホルモンがあります・・・
それが・・・
『リラキシン』
前回のブログでもお話しましたが、骨盤は3つの骨で構成されていて、ものすごくたくさんの「靭帯」で強固に固定されています!
交通事故ぐらい大きな力が加わらないと壊れないといわれているこの強固な骨盤
このままではお腹が大きくなる時に子供のスペース作れないですよね?
いざ出産するとき、とっても大変になりますよね?
そこでこの『リラキシン』というホルモンが分泌されて骨盤を固定している靭帯が一定期間緩みます。
そうすることで、お腹の中のスペースを作り、産道を確保するわけです!
そこで大切になってくるのがこの『リラキシン』が分泌される時期
『リラキシン』は妊娠2~3ヶ月から分泌が始まり、産後1ヶ月程度で分泌が止まります
『リラキシン』の分泌が止まると緩んでいた靭帯が再び固まり、開いていた骨盤は産後3~4ヶ月で元に戻ります。
産後3~4ヶ月まで骨盤ベルトが推奨されている理由もこのホルモンの分泌が大きく関係しています。
あれ?骨盤勝手に元に戻るの?って思いました?
戻ります(/ω\)
敢えて言います
骨盤矯正しないと骨盤が開きっぱなしになるビジネス文句 破綻しましたね(笑)
まとめましょう
妊娠すると・・・
「リラキシン」が分泌され、骨盤周囲の靭帯が緩み、骨盤が一時的に開きます
お腹の中の子供が大きくなるにつれて腰椎・胸椎の弯曲が強くなり、スペースを作る為に腹筋・骨盤底筋群が緩みます
出産後しばらくするとホルモンの分泌は止まり、靭帯が硬化し、骨盤は元に戻ります
〇本当の意味での骨盤矯正
では産後何もしなくてもいいのか?
答えは×です(/ω\)
骨盤は勝手に戻ってくれる事はご理解いただけましたよね?
しかし、スルーできない問題が残っています・・・
それが、緩んだままの腹筋と骨盤底筋群と弯曲が強くなった腰椎と胸椎です!!
これらをそのままにすると・・・
腰痛や肩こり
便秘
尿漏れ
下腹が出る
太りやすくなる
お尻が大きく・ももが太く見える
生理痛が強くなる
といった様々なトラブルが引き起こされます!
腹筋と骨盤底筋群がしっかりすれば、ほとんどの場合胸椎・腰椎の弯曲も改善されます!
この腹筋と骨盤底筋群のトレーニング
実はとっても簡単
ネットで調べれば様々なトレーニング方法が出てきますが、やりやすい方法でOK!
足の助では正座をしたまま、お腹を凹ませた状態で内ももにギュッと力を入れた10秒キープといったトレーニングをおススメしています!
興味のある方はお問い合わせください(*’ω’*)
これが本当の意味での骨盤矯正 と、いうか産後のケアですね(/ω\)
とはいえ、出産後はまずは安静が大切!
こういった運動は産後1ヶ月ぐらいからぼちぼちと始めていきましょう!
さぁ、今回前編・後編に分けて「骨盤矯正」についてお話させていただきました!
様々な情報が溢れている現代
様々なビジネス文句を使って、人の不安を煽りお金を取ろうとする手法はまだまだたくさんあります・・・
正しい知識を身に着け、無駄なお金や時間を奪われないように気を付けましょう!
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